日本税理士会連合会、日本公認会計士協会、日本商工会議所のHPでそれぞれ毎年内容を精査した最新の年度のものが順次公表されています。
「中小企業の会計に関する指針」(指針)は、中小企業が計算関係書類を作成するに当たって拠るべき指針を明確化するために作成したものですが、日本税理士会連合会、日本公認会計士協会、日本商工会議所及び企業会計基準委員会の4団体が、法務省、金融庁及び中小企業庁の協力のもと作成したもので、その内容は専門的で詳細なものとなっております。その内容は基準日現在のものとされ、これに対し、「中小企業の会計に関する基本要領」(要領)は、中小企業の経営者が理解できるようにという見地から、中小企業の実態に即し、事務負担の軽減を図り、税制との調和を考慮した上で、多くの中小企業の実務で必要と考えられる項目に絞って簡潔な会計処理等が示したものです。
このように、指針と要領は目的が異なっております。経営革新には、経営者の経営理念の刷新や、基本的な財務に関する基本的で実践的な知識の習得が不可欠です。そのための便利なツールといえる要領は、中小企業庁のHPで公開されていますので、是非ご活用ください。
参考リンク
ピンバック: 「中小会計要領の手引き」をご存知ですか。 | 中小企業経営革新支援ネットワーク